結婚パーティーという名のLT会を開催した話
この記事は Willgate Advent Calendar 2019 の 9日目の記事です。
qiita.com昨日は parco さんの 「新卒総合職の私がGAS入門してみた」 でした!
はじめに
こんにちは、みやにしです。
今年を振り返るため社内のアドベントカレンダーに参加することになったので、今年一番印象に残っていることを書こうと思います。
私事で恐縮なのですが、今年の5月に結婚いたしました。
夫は大学時代の研究室の後輩であり、
という部分が私との共通点です。
そんな似通った経歴をもつ私達の友人は、9割がエンジニア(現役/元)、残りの1割はWeb系ベンチャーの総合職や別の業界に就職している元高専生など、大変偏りがある布陣となっております。
私には、夫との結婚が現実味を帯びてきた頃から憧れていたことがありました。
それが、「自分の結婚パーティーでLT(Lightning Talks)会を開催すること」です。
今年、やっとその憧れが叶ったので、実際にどんな会になったのか、こだわったポイントと併せて紹介したいと思います!
結婚式や2次会のコンテンツにお困りのエンジニア夫婦の皆様!
LT会、オススメですよ!!
ちなみに…
明日のアドベントカレンダーでは、私の結婚パーティーの企画・運営を一挙に担ってくださったなつめさんの記事が公開されます!
こちらは、結婚パーティーをプロデュースする側の目線で、大切にしたことをまとめてくださっています。
改めて、なつめさん夫妻がいらっしゃらなかったら、私達のパーティーは破綻していたな・・・と思うほど、完璧かつ綿密なプロデュースをしていただきました。
友人の結婚パーティーの幹事に抜擢された方に特にオススメします!!
ぜひ楽しみにしてみてください!
「1.5次会」形式の結婚パーティーとは?
最初に、私達が行った結婚パーティーの形式について少し紹介します。
私達はいわゆる「1.5次会」という形式を取りました。
1.5次会に厳密な定義はない(と思う)のですが、挙式+披露宴の形式よりはカジュアルで、2次会よりはフォーマルなパーティー、という感じです。
細かい部分は主催者によって異なります。私達の場合は以下のような形式にしました。
- 座席・・・席固定の着席
- 料理・・・フルコース
- ご祝儀・・・会費制
- 引き出物・・・引き菓子+プチギフトのみ
- 会場・・・レストラン
- 挙式・・・なし
- ゲスト・・・友人のみ
ここで一つの、大きなポイントが「ゲストが友人のみ」という点です。
この結婚パーティーの1ヵ月前に、親族だけでの結婚式を開催しました。この時は、挙式+披露宴の形式で開催しました。
親族と友人を分けた一番の理由は、ゲストにとっていい意味で緊張感の少ない場を提供できるのではないかと思ったからです。
例えば、今回のLT会を親族も交えて開催してしまうと、LTをする側の心理的障壁が上がるだけでなく、話せる内容も限られてしまいます。
親族側としても、LT会がどのようなものか分からない分、発表中にごはんが食べづらかったり、反応に困ってしまう可能性がありました。
結果的にこの判断は正解だったと思っていて、適度に内輪感があり、ゲストとの距離が近い雰囲気を作り出せたように思います。
新郎新婦の言葉も全部LT!パーティーのコンテンツは?
それでは、実際に私達が行った結婚パーティーの流れを紹介します。
- 新郎新婦入場
- 新郎からのウェルカムLT&クイズの説明
- 乾杯~歓談
- 友人代表LT(3名)
- 歓談
- クイズ結果発表
- 新婦からのありがとうLT
- 記念撮影
今回の結婚パーティーには「寿LT会」という名前をつけていました。
(名づけ親は、私達夫婦の共通の先輩でもあり、LT会の司会を担当してくださった弊社の岡田(@okashoi)さんです!)
あくまで「結婚パーティーではなくLT会」、という位置づけにして、新郎・新婦からの言葉もすべてLTで伝えさせていただきました。
元々はただのコンテンツの一つとしてLTをする予定だったのですが、このように振り切ることで、全体に統一感が出せたのがよかったです。
メインコンテンツである友人代表LTは、友人3名にお願いしました。
お願いした基準としては、
- 現役エンジニアである
- 普段から勉強会等で積極的に登壇している
という部分で、2については特に重視しました。
エンジニアばかりとはいえ、知らない人もいる中で喋るというのは緊張することです。そんな中でも、普段から勉強会などでの登壇を積極的に行っている人であれば、その緊張も合わせて楽しんでくれるのではないかと考え、今回の3名を選ばせていただきました。
実際、スピーカーの友人がTwitterに登壇資料を公開してくれたり、ネタにしてくれたのがすごく嬉しかったです!
そして、一番大変な司会者の方は、その条件に当てはまる最たる方にお願いしました。
弊社の岡田さんは、社内外を問わず勉強会に積極的に参加しており、登壇もしておられます。
弊社開催の勉強会で司会を行うことも多く、その場を上手く回してくれるという安心感があったため、ぜひ司会をお願いしたい!と考えていました。
なんと、前日までPHPカンファレンス北海道2019に参加し、その帰宅の足で私達の結婚パーティーにきてくださいました。
さらに、LTをお願いした友人の一人が怪我で参加が難しくなってしまい、前日にLTの代読をお願いしたのですが、そのハプニングすら「おいしい」と快く引き受けてくださいました笑
そんな心優しいスピーカーおよび司会の皆様と、他ゲストの皆様の盛り上げの力によって、大変盛り上がったコンテンツとなりました。
LTの内容は、事前にざっくりとしたテーマをお伝えし、あとは登壇者の方にお任せしていました。
そんな無茶ぶりの中、三者三様に、エンジニアのハートをわし掴むLTに仕上げてきてくださいました。
- スピーカー1:同じ大学の研究室出身の友人 「私達夫婦の取扱説明書」
- スピーカー2:私の中学からの友人「結婚生活を支える技術」
- スピーカー3:同じサークル出身の友人「結婚にまつわるお金のはなし」
笑える話もタメになる話も満載で、「へぇ~」「なるほど~」などの声もあちらこちらから上がっていました。そんなゲストの皆様の反応が、私達は本当に嬉しかったです。
LT以外にも・・・私達がこだわったところ
友人だけのパーティーだからということで、LT以外にもいろいろ好き勝手やった部分があるので、紹介したいと思います。
テーブル名
各テーブルの名前はプログラミング言語にしました。
今回のパーティーでは、ゲスト全員に席次表を配布するのではなく、当日の受付で座るテーブルを教えてもらって席に着く、という形式を取りました。
せっかくなので、AとかBとかではなく、エンジニアらしいテーブル名にしたいなと思い、このようにしました。
ちなみにテーブル名は、そのテーブルに座るゲスト全員が知っている言語であることにこだわりました。今回のゲストはかなり偏りがありますが、非エンジニアの方や別業種のエンジニアの方もきてくださっています。よく知らない言語名を聞いても困るだけなので、このような選定基準を設けました。
クイズ
クイズはテーブル毎でのチーム戦とし、テーブルの上にはクイズ内容が記載された「論文」を配置しました。
クイズの内容としては、私達夫婦の顔や体格がそっくりなことを挙げ、
顔の輪郭と中身を入れ替えた画像と入れ替えていない画像を用意して、どちらが入れ替えていない画像か選んでもらったり、
手足の魚拓や後ろ姿などを比較してどちらが新郎のものかを選んでもらったりしました。
結果、全問正解が1チームだけという超難問ができあがりました。
ちなみにこの論文は、私達夫婦の出身研究室が毎年参加していた、言語処理学会年次大会の予稿集フォーマットをお借りしています。夫がTeXで書き上げてくれました。
トレビの泉
御利益がありそうなので、トレビの泉を作って配置しました。
ゲストの皆様が受付を済ませた後、トレビに投げ銭ができるよう、5円玉も準備しました。このクオリティの高いトレビの泉、製作者はなつめさんです。
受付をお願いした友人に、このトレビの泉の話を一切していなかったため、最初から混乱させてしまったのが大変申し訳なかったです。
さいごに
今回の結婚パーティーは、たくさんのゲストの方に支えられて成り立ちました。
企画・運営してくださったなつめさん夫婦、LTのスピーカーや司会を引き受けてくださった皆様、そして今回のパーティーに参加して、盛り上げてくださったゲストの皆様・・・。
主催は私達でしたが、このパーティーを支え、作ってくださったのは皆様でした。
改めて、ありがとうございました!
一生に一度の結婚パーティーが、こんなに楽しいものになるとは思いませんでした。心の底から、開催してよかったです。
この記事を読んで、結婚パーティーでLTもいいな!と思ってくださった方が、一人でもいらっしゃると幸いです笑
明日の Willgate Advent Calendar 2019 は、
なつめさんの「エンジニア夫婦の1.5次会の企画・司会をしたら最高だった話」です!